水温

エンジンを管理する上で重要な水温。

出来れば夏冬含め安定させたい。

下げることに着目する場合が多いのだけれど、安定させることが一番大事。

温度はサーモスタット全開から+5℃が基準、エンジンのクリアランスにもよるけれど大体この辺りを目標にする事が多い。

ウチのシルビアはピストンが海外製、膨張比が日本のものとは違いクリアランスも広め。

今の段階で80℃後半からエンジンの音が変わることから85℃~90℃が目標。

それに対して

こちらのSR20オーテックは純正VEピストンのオーバーサイズ

82℃~87℃あたりが音もよく狙い所。

エンジン仕様によっても設定温度が違うので、単にラヂエーター変えたりサーモ変えたりではチューニングエンジンには厳しい。

一年を通して安定させるため

電動ウォーターポンプ化

賛否がある電動ウォーターポンプ、大きな問題は‘冷える’としか説明されていない事。

確かに冷える…いや冷えすぎる。

ラヂエーターロアホースの付けるものなら、真夏の高速で50℃代とか当たり前。

まともに使えるシロモノでは無かった。

そこで2年費やし

試作を繰り返しアダプタを製作。

このアダプタ、裏側に秘密があるのだが今は製品化に向けて動いているので非公表

コレを使う様になって水温コントロールは非常に楽になった。

今回、ウォーターポンプがブローしたので新たなポンプに交換。

使用するのは‘ピエルバーグ CWA200’と言われるBMWやベンツなどの純正品。

コレがまた厄介だった…今までのポンプなら目標値に寸分狂いなく入っていた。

このポンプ、非常に高性能で同じくらいの流量でもすごく冷える。

しかもポンプを初めから低速で動かすと水圧でポンプに負担が掛かり寿命が短い、そのためイグニッションオンで一時的にポンプを全開で回したかった。

ポンプのコントロールはLINK ECUのPWM(デューティ)を使用する。

ウエイクアップ用の設定を作り問題なく稼働。

問題は‘高速&バイパス’

アクセル入れている時はエンジンの温度があるのである程度合わせられる。

実はアクセルオフから停止のところはエンジン温度が下がり&ラヂエーターで冷やされた水が回るので水温は下がっていく。

ならポンプを停止したらと簡単に思うけれど、ポンプが動き出すとさらにキンキンに冷やされた水が周り一気に水温が低下

水はある程度回しておかないといけない、コレが非常に難しい。

プログラムを一定速度で走らせながら、水温が下がり出す数値と上がり出す数値を決める。

アクセルオフで水温が下がるのも考え、その後アクセル踏むと1~2℃上がるくらいに合わせる。

1日掛けてほぼ完了。

停止時に水温が下がり、走り出すと水温が上がる普通とは動きが反対だが上下幅5℃に入った。

バイパス走行で83℃~85℃、停止時最低82℃、渋滞&市街地で84℃~87℃

コレだけやってセッティング料金は安いのが悩みだけれど、アナログウォーターポンプのベルト抵抗も無くなりレスポンスも良い。

エンジンの負担も減るし、なにより一年を通し安定させられるのが電動ウォーターポンプの良いところ。

PDMは合ったら使用電流も管理できるのでおすすめです。

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