点検

今年に入って点検の依頼が多い、それもノーマルでは無くチューンドなので少々レベルが高い。

通常ノーマルの点検ならば、必要項目を淡々と点検すれば良いのだが、チューンドだと少し状況が違う。

今回はER34ターボ。

燃費が恐ろしく悪いとのことで電話を頂き、後日入庫してもらった。

リッター2とか3です…と言うのでどんなんくるか?と思ったが、初見は思いの外‘普通’、コレは逆に手強さが。。

パッとみた感じはそれ程でも無い、もっと黒煙吹きまくると思っていたがなぜだか全くそんな様子がない。

燃調が濃いのでは無く最近多いガス漏れか?

漏れた形跡もほとんど見られない…嫌な感じ。

初見の時に

インジェクターはRB26の444ccと認識していた…だが何か違和感の様なモノが有った。

その理由は、RB26のインジェクターは低抵抗、このクルマは高抵抗インジェクター車、そう抵抗値が違うのでレジスタが必要なはずなのだがどこを探してもない。

この状況だとマトモにインジェクターは制御できないのになぜかVプロでセッティングされている。

やはり睨んだ通り燃料系は総点検の必要があるな。

サードの調整式レギュレータが着いているけど、ターボだと大きい方で無いとちょいと役不足。

嫌な予感がして燃圧を測ってみたらイニシャルで3.7kgも掛かっていて(基準はイニシャル3.0kg)タダでさえ気化の悪いRB26インジェクターは高燃圧でガソリンダダ漏れと予想。

コレは燃費もガバガバだわな。。

暖気後の空燃比も濃い、アイドル13.5:1なんて久々に見たわw

ちゃんとセッティングしてあるならばこの仕様なら14.7:1で制御できるはず。

更に…

なぜか水温65℃で動く電動ファン。

水温が上がらなければ水温補正で燃料は余分に吹く。

燃料ポンプの動きも怪しくて、燃圧の動きが悪い時がある。

コレは燃料系の問題が蓄積して燃費が悪くなっていると思われる。

だが…それにしても悪すぎる。

ふと思い出したデフに書かれた数字。

この数字を見て思い出すのはファイナルのギア比、この車のノーマルは4.1、書かれているのはS15ターボの3.7の数字。

もしかしたら…でギア比の計算をしてみた

コレはノーマルのギア比から現在のタイヤサイズで計算した速度表。

この車の車速センサーはミッションから取っているはず、と言うことはスピードメーターに表示される速度はノーマルのはず

もしファイナルが3.7ならば10%以上距離を余分に走っている事になる。

更にタイヤもノーマルより大きく外径がでかいので更に数パーセント余分に距離を走っている事になる。

純正のメーターの誤差は10%以内と言われる。

もしメーターが少ない方の10%誤差で、走行距離も10%以上少なく表示されていれば…大きな距離差になる。

実際の走行距離と表示されている距離が合わなければ燃費の数値は全く合わない。

こう言う細かい積み重ねが積もりに積もって悪燃費を叩き出している可能性が出てきた。

燃料以外も確認してちゃんとセッティングしたら元通りになる可能性は大きい。

まだ…なぜエンジンが後ろ下がりに斜めになっているのか?とか調べる事は沢山あるけれど少し光が見えたかな。

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